「なんで鼻横だけ?」その疑問、私も同じでした
実は、鼻横の肌荒れは他の部位とは全く違う特殊な原因があります。一般的なスキンケアでは治らないのは当然なんです。
今回は、鼻横の頑固な肌荒れに1年以上悩み続けた私が、皮膚科医と一緒に原因を突き止め、ついに解決した方法を詳しくお伝えします。
【衝撃の事実】鼻横が荒れやすい5つの理由
1. 皮脂腺の密度が異常に高い
鼻周りは顔の中で最も皮脂腺が密集している部位。特に鼻の横(小鼻の脇)は皮脂分泌量が頬の約3倍です。
2. メイク・日焼け止めの蓄積ポイント
- ファンデーションが溜まりやすい窪み
- 日焼け止めの塗り残しor塗りすぎが起きやすい場所
- クレンジングで見落としがちな死角
3. 無意識の接触回数が多すぎる
- 鼻を触る癖(1日平均23回!)
- マスクとの摩擦ポイント
- 眼鏡やサングラスの当たる部分
4. 毛穴の形状が特殊
鼻横の毛穴は楕円形で、汚れが詰まりやすく、クレンジングで汚れが取れにくい構造になっています。
5. 血行不良が起きやすい
鼻筋に沿って血管が少なく、老廃物の排出が滞りがち。これが慢性的な炎症の原因になります。
【原因別診断】あなたの鼻横肌荒れはどのタイプ?
タイプA:皮脂過剰型
症状
- 白ニキビや黒ずみが多い
- 触るとザラザラしている
- 午後になるとテカリが気になる
主な原因
- 皮脂の過剰分泌
- 毛穴詰まり
- 角質の蓄積
タイプB:摩擦・刺激型
症状
- 赤みやかゆみがある
- 皮がむけることがある
- マスクを外すと症状が悪化
主な原因
- マスクとの摩擦
- 無意識に触る癖
- 強すぎるクレンジング
タイプC:メイク蓄積型
症状
- 毛穴の黒ずみが目立つ
- ザラつきと共に白い角栓がある
- ファンデーションのノリが悪い
主な原因
- クレンジング不足
- 日焼け止めの蓄積
- 毛穴の奥の汚れ
タイプD:乾燥・敏感型
症状
- カサカサして粉を吹く
- 突っ張り感がある
- 化粧水がしみることがある
主な原因
- 過度な洗顔・クレンジング
- バリア機能の低下
- 保湿不足
【タイプ別】鼻横肌荒れ撃退法
【タイプA:皮脂過剰型】の対処法
朝のケア
- 酵素洗顔(週2-3回)
- おすすめ:suisai ビューティクリア パウダーウォッシュ
- 毛穴の奥の皮脂と角質を分解
- 収れん化粧水
- おすすめ:オードムーゲ 薬用ローション
- 皮脂分泌をコントロール
- 軽やかな保湿
- おすすめ:キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル
- ベタつかずにしっかり保湿
夜のスペシャルケア
- 週1回:クレイパック(鼻横のみ)
- 週2回:BHA系角質ケア美容液
【タイプB:摩擦・刺激型】の対処法
摩擦を徹底的に避ける
- マスクとの摩擦対策
- シルクマスクに変更
- マスク用保護クリーム使用
- 1日2-3回マスク交換
- 触る癖の改善
- 触りそうになったら手を洗う
- 爪を短く切る
- 意識改善のためのリマインダー設定
鎮静ケア
- 朝の鎮静化粧水
- おすすめ:アベンヌ ウォーター
- 炎症を抑える温泉水
- 夜の修復ケア
- おすすめ:La Roche-Posay シカプラスト バーム B5
- 傷んだ肌の修復促進
【タイプC:メイク蓄積型】の対処法
クレンジング革命
- 二重クレンジング法
- 1回目:オイルクレンジングで5分マッサージ
- 2回目:ジェルクレンジングで仕上げ
- 鼻横は特に念入りに
- 週1回の特別クレンジング
- オイルクレンジング+蒸しタオル
- 毛穴を開いてから汚れを浮かす
おすすめクレンジング
- オイル:ファンケル マイルドクレンジング オイル
- ジェル:無印良品 マイルドジェルクレンジング
【タイプD:乾燥・敏感型】の対処法
優しさ最優先のケア
- マイルドクレンジング
- おすすめ:ちふれ ウォッシャブル コールド クリーム
- 必要な皮脂を残しながらメイクオフ
- 保湿重視のケア
- 化粧水:ヒアルロン酸系(3回重ね塗り)
- 乳液:セラミド配合(鼻横は多めに)
- クリーム:夜のみワセリン系で保護
【実録】私が1年間で試した失敗談
やって効果がなかった方法
1. 市販のニキビ薬を塗り続けた → かえって乾燥して悪化
2. スクラブ洗顔を毎日やった → 摩擦で炎症が悪化、赤みが増した
3. 化粧を完全にやめた → 日焼け止めだけでも毛穴詰まりは解決せず
4. 高価なスキンケアに総取っ替え → 原因が製品ではなかったので無意味
転機となったこと
皮膚科での詳細診断
- マイクロスコープでの毛穴観察
- 皮脂分泌量の測定
- アレルギーテストの実施
結果、私の場合は「メイク蓄積型+摩擦刺激型」の複合タイプだったことが判明。
【実践編】私が治した具体的な方法
【朝のルーティン】(約10分)
- ぬるま湯洗顔 (32℃程度)
- 鼻横は指の腹で優しく30秒マッサージ
- 拭き取り化粧水 (鼻横のみ)
- コットンに取り、優しく拭き取り
- 使用品:無印良品 クリアケア拭き取り化粧水
- 保湿化粧水
- 3回に分けて重ね塗り
- 使用品:肌研 極潤ヒアルロン液
- 保護クリーム (鼻横のみ)
- 日中の摩擦から守るため
- 使用品:ニベア ソフト スキンケアクリーム
- 日焼け止め
- 鼻横は薄く、でもしっかりと
- 使用品:ビオレ UV アクアリッチ
【夜のルーティン】(約15分)
- 一次クレンジング
- オイルクレンジングで鼻横を2分マッサージ
- 使用品:DHC ディープクレンジングオイル
- 二次クレンジング (週3回)
- ジェルクレンジングで仕上げ
- 使用品:カウブランド 無添加メイク落としジェル
- 酵素洗顔 (週2回)
- 鼻横のみ酵素パウダーでマッサージ
- 使用品:カネボウ suisai ビューティクリア パウダーウォッシュ
- 通常洗顔
- 泡洗顔料で全体を洗浄
- 使用品:専科 パーフェクトホイップu
- 拭き取り化粧水
- 残った汚れや古い角質を除去
- 朝と同じ商品
- 保湿化粧水
- たっぷり3回重ね塗り
- 朝と同じ商品
- 美容液 (鼻横のみ)
- 角質ケア美容液を薄く塗布
- 使用品:SOME BY MI バイバイブラックヘッド ワンダー ミラクル パッチ
- 乳液
- 全体に薄く伸ばす
- 使用品:ちふれ 乳液 しっとりタイプ
- 保護クリーム (鼻横のみ)
- 修復成分配合クリーム
- 使用品:キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム
【週1回のスペシャルケア】
土曜夜:毛穴ケア day
- 蒸しタオルで毛穴オープン (5分)
- オイルクレンジングで念入りマッサージ (10分)
- クレイパック (鼻横のみ、10分)
- 酵素洗顔
- 収れん化粧水でクールダウン
- いつもの保湿ケア
【変化の記録】週単位での改善過程
1-2週目:「あれ?少し違う?」
- 朝の肌触りが少し滑らかに
- ファンデーションの馴染みが良くなった
- でも見た目の変化はほぼなし
3-4週目:「おっ、これは!」
- 白い角栓の数が明らかに減少
- 鼻横のザラつきが半分程度に
- 赤みが少し落ち着いた
2ヶ月目:「確実に良くなってる」
- 毛穴の黒ずみが薄くなった
- 触ったときのザラつきがほぼなくなった
- ファンデーションのヨレが激減
3ヶ月目:「ついに!」
- 他の部位と同じような肌状態に
- コンシーラーが不要になった
- 1年ぶりにすっぴんに自信が持てるように
【コスト分析】実際にかかった費用
新規購入したアイテム
- 拭き取り化粧水:690円
- オイルクレンジング:2,750円
- ジェルクレンジング:605円
- 酵素洗顔:1,980円
- 角質ケア美容液:1,650円
- 保護クリーム:2,530円
合計:約10,000円
既存アイテムの使用量増加
- 化粧水:月+500円
- 洗顔料:月+200円
月額追加コスト:約700円
皮膚科受診
- 初診:3,500円
- 薬代:1,800円
医療費合計:5,300円
3ヶ月間の総コスト:約17,400円
【注意点】やってはいけないNG行為
私が実際にやって悪化させた行為
1. 毛穴パックの乱用 → 毛穴が広がり、より汚れが溜まりやすくなった
2. 爪で角栓を押し出す → 傷跡が残り、色素沈着の原因に
3. アルコール系化粧水の使用 → 乾燥が悪化し、皮脂分泌が増加
4. 1日3回以上の洗顔 → 必要な皮脂まで取り除き、バリア機能が低下
5. 新しいアイテムを一気に導入 → トラブル時に原因が特定できなくなった
【よくある質問】Q&A
Q. どのくらいで効果が出ますか?
A. 私の場合は3-4週間で変化を実感しました。ただし、原因や肌質によって個人差があります。最低3ヶ月は継続することをおすすめします。
Q. 化粧を続けながらでも治りますか?
A. はい、治ります。私も毎日メイクしていました。重要なのは完璧なクレンジングと適切なケアです。
Q. 皮膚科に行く必要がありますか?
A. 1年以上続いている場合は一度受診をおすすめします。私も皮膚科での診断が改善のきっかけになりました。
Q. 男性でも同じ方法で大丈夫ですか?
A. 基本的には同じです。ただし、髭剃りによる刺激がある場合は、より優しいケアから始めてください。
Q. 敏感肌でも大丈夫ですか?
A. 酵素洗顔や角質ケアの頻度を減らし、パッチテストを必ず行ってください。無理は禁物です。
【まとめ】鼻横肌荒れは「特別扱い」が正解
治らなかった理由
- 鼻横の特殊性を理解していなかった
- 他の部位と同じケアをしていた
- 原因を特定せずに対症療法のみだった
- 継続期間が短すぎた
成功のポイント
- 原因の特定:皮膚科での詳細診断
- 専用ケア:鼻横だけの特別ルーティン
- 根気強い継続:最低3ヶ月の継続
- 生活習慣の改善:触る癖やマスクの見直し
最後に伝えたいこと
鼻横の頑固な肌荒れに1年以上悩んでいるあなた、諦めないでください。
私も「もう治らないかも…」と思ったことが何度もありました。でも、正しいアプローチで必ず改善します。
大切なのは、鼻横は「特別な部位」だと認識すること。そして、その特性に合わせた専用のケア方法を継続することです。
あなたも3ヶ月後、鏡を見るのが楽しくなっているはずです。一緒に頑張りましょう!
※この記事は個人の体験に基づくものです。肌質や原因によって効果は異なります。1年以上続く肌荒れは、一度皮膚科医にご相談されることをおすすめします。

